黒木碁石店

津軽塗/唐塗 『二重構造 ステンレスカップ/茜』 2405-HMD-15

¥12,000 ¥15,500

税込み 送料計算済み チェックアウト時

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三百年以上の歴史を有する青森県津軽地方の伝統工芸「津軽塗」で製作された漆器、「ステンレスカップ/茜」です。
黒、浅葱色(あさぎいろ)、茜色の3色を各1点ずつご用意いたしました。

色鮮やかな茜色に「唐塗(からぬり)」独特の複雑な斑点模様が美しいカップです。

「唐塗」は、津軽塗を代表する塗りの技法で、穴の開いたへらを用いて漆の斑点模様をつけて色漆を重ね、その色漆を研ぎ出して仕上げた色彩豊かな抽象紋様が特徴です。
専門の職人の手による「下地17工程、唐塗25工程、上塗(仕上げ塗り)」という膨大な手間と時間を惜しみなく注ぎ込み、完成までに数か月を要する漆工芸技法です。
*詳しくは、「伝統工芸『津軽塗 唐塗』とは?」をご覧ください。

こちらの「ステンレスカップ/茜」は、津軽塗の漆工芸技法の一つ「唐塗(からぬり)」で製作された、二重構造のステンレスカップです。
二重構造ですので、冷たいものは水滴がつきにくく、温かいものは熱が伝わりにくい、使い勝手のいいカップです。
唐塗仕上げのステンレスカップは、鮮やかな茜地に唐塗特有の色漆の模様が美しい、光沢のある表面の輝きと滑らかな手触りが最大の魅力です。
*画像をご確認ください。

伝統工芸『津軽塗 唐塗』とは、青森県で三百年以上も変わることなく受け継がれてきた漆塗りの伝統技術です。
漆を数十回塗り重ねた後、研磨仕上げを施すことによって、深く味わいのある模様に仕上がります。
津軽塗には、代表的な4種類の技法(唐塗、七々子塗、錦塗、紋紗塗)があり、『唐塗』はその技法のひとつです。
「唐塗」という名は、もともと中国からの輸入品を唐物と呼んでいたことに由来するようです。
「唐」には、「優れたもの」、「珍しいもの」という意味もあります。

技法的には、『髪漆<きゅうしつ>』という研ぎ出し塗りで、漆を数十回塗り重ね、研磨仕上げを施す伝統技術です。
この技法は、塗装の上に模様を描く手法ではなく、何度も塗っては磨いてを繰り返す事で下地の模様を浮かび上がらせるため、下地から現れる模様の奥行きと繊細ながら力強い模様が特徴です。

「唐塗(からぬり)」は、専門の職人の手による「堅下地17工程、唐塗25工程、上塗(仕上げ塗り)」という膨大な手間と時間を惜しみなく注ぎ込み、完成までに数か月を要する漆工芸技法です。
その特徴は、多彩な研ぎ出し変わり塗の基本となる技法で、色漆の断層が美しい重厚な雰囲気の塗りが大きな特長です。
唐塗では、独特の模様を作るために「仕掛けベラ」という特別な道具が使われています。
仕上がりは、色の組み合わせや仕掛けのパターンなどによって、無限大に広がります。

*各工程の詳細は、「津軽塗 七々子塗の工程」をご覧ください。
<堅下地>
1 木地磨き 木地表面を研磨紙で整える
2 木地固め 下地漆を摺り込む
3 刻苧(こくそ)彫り 刀で合わせ目を彫る
4 刻苧(一回目) 刻苧漆を付ける
5 刻苧(二回目) 刻苧漆を付ける
6 刻苧はだけ 刻苧鉋・荒砥で研ぐ
7 布つもり 布着用の布を裁断
8 布着せ 布を糊漆で貼る
9 布払い 余分な布を取り除く
10 くくり地付け 地漆を付ける
11 くくり地研ぎ 荒砥で研ぐ
12 地付け 地漆を付ける
13 地磨き 荒砥で研ぐ
14 切粉地付け 切粉を付ける
15 細目の金剛砥石で研ぎ、錆漆を付ける
16 錆研ぎ 赤砥、名倉砥で研ぐ
17 中塗掛け 模様付けをしない箇所(重箱の裏、裏面等)に中塗漆を塗る

<唐塗>
1 仕掛漆調合 絞漆を作る
2 仕掛け 仕掛漆の模様付け・乾燥
3 塗掛 色漆を全面に塗る
4 彩色 塗掛の上に彩漆を散らす
5 呂塗 素黒目漆を塗る
6 妻塗り 色彩を加え調整
7 上げ塗 地色となる漆を塗る
8 荒研 粗目の砥石又は、耐水研磨紙(#240〜400)で平らに研ぐ
9 中押研 粗目の砥石又は、耐水研磨紙(#400〜600)で平らに研ぐ
10 仕上げ押研 細目の砥石又は、耐水研磨紙(#800〜1,000)で平らに研ぐ
11 扱き塗(一回目) 上げ塗で使った漆を篦を用いて扱くように塗る
12 扱き研 粗目の砥石又は、耐水研磨紙(#240〜400)で平らに研ぐ
13 扱き塗(二回目) 上げ塗で使った漆を篦を用いて扱くように塗る
14 仕上げ研 細目の砥石又は、耐水研磨紙(#800~1,000)で平らに研ぐ
15 炭はぎ下 摺り漆で固める
16 炭はぎ 炭・耐水ペーパー(#1,200〜1,500)で平らに研ぐ
17 漆の吸い込みが止まるまで摺(すり)漆をする
18 千遍こぐり 油砥の粉で細かい傷をとる、胴摺りとも云う
19 摺漆 生漆で擦り込み拭ききる
20 重ね摺 和紙で拭き上げる
21 艶付(一回目) 艶粉(チタン粉)やコンパウンドで磨く
22 摺漆 生漆で擦り込み拭ききる
23 艶付(二回目) 艶粉(チタン粉)やコンパウンドで磨く
24 仕上げ艶 艶粉(チタン粉)やコンパウンドで磨く
25 唐塗完成

  • 伝統工芸『津軽塗 唐塗』仕上げ 「二重構造 ステンレスカップ/茜」
    サイズ:直径約85 ㎜ × 高さ約102 mm
    重量:約140g
    紙箱入り
    *1つ1つ手作りのため、色合いや模様が画像とは若干異なります。
  • 日本国内一律1,000円、合計20,000円以上お買い上げで送料無料。
    日本国外への送料は実費をご負担ください。

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