第4章 黒木碁石店の歴史編
黒木碁石店の
碁石をめぐる物語
碁石をめぐる物語
第4章
黒木碁石店の歴史編
黒木碁石店の使命
(1)ハマグリ碁石の価値を伝える
日向産ハマグリ碁石と共に100年以上の歴史を歩んできた黒木碁石店は、さまざまな困難がありながらも世界中の多くの方々に支えられて現在があります。これまで支えていただいた全ての皆さまには本当に感謝しかありません。心より感謝いたしております。
一方で2020年以降はコロナ禍により世界中のあらゆるモノやコトが変化のうねりに大きく揺さぶられ、価値観や行動の変化を余儀なくされました。需要の変化、職人の高齢化、技術伝承の難しさなど、他のエンターテイメントの台頭もあり、囲碁を取り巻く環境も大きく変化し棋具への関心や重要性が薄れ始めていると感じています。今は、世界中いつでもボタン一つでモノが買える時代ですが、近い将来ハマグリ碁石は誰もが購入できるものではなくなります。これまでほとんど語ってきませんでしたがこれは紛れもない事実です。その理由は先述の通り資源や職人、技術の希少性によるもので、ハマグリ碁石は毎年限られた数量しか世の中に供給できないものとなります。
100年以上の伝統を守り次世代へ継いでいくことはとても尊く、私たちもこの伝統や歴史を次世代に残していきたいと切に願っています。私たちは、ハマグリ碁石を心から愛しその価値を尊いものとして認めてくれる世界中の方々に向けてモノづくりを続ける決意をあらたに日々精進をしてまいります。
一方で2020年以降はコロナ禍により世界中のあらゆるモノやコトが変化のうねりに大きく揺さぶられ、価値観や行動の変化を余儀なくされました。需要の変化、職人の高齢化、技術伝承の難しさなど、他のエンターテイメントの台頭もあり、囲碁を取り巻く環境も大きく変化し棋具への関心や重要性が薄れ始めていると感じています。今は、世界中いつでもボタン一つでモノが買える時代ですが、近い将来ハマグリ碁石は誰もが購入できるものではなくなります。これまでほとんど語ってきませんでしたがこれは紛れもない事実です。その理由は先述の通り資源や職人、技術の希少性によるもので、ハマグリ碁石は毎年限られた数量しか世の中に供給できないものとなります。
100年以上の伝統を守り次世代へ継いでいくことはとても尊く、私たちもこの伝統や歴史を次世代に残していきたいと切に願っています。私たちは、ハマグリ碁石を心から愛しその価値を尊いものとして認めてくれる世界中の方々に向けてモノづくりを続ける決意をあらたに日々精進をしてまいります。
(2)黒木碁石店の歴史 〜日本の伝統工芸品を、世界に〜
(初代・黒木宗次郎)
(2代目・黒木一士)
(3代目・黒木宏高)
(くり抜き工法)
1976年に法人化し、1980年には3代目代表の宏高(ひろたか)が榧碁盤の取り扱いを始めます。さらに、1999年にはECサイトで国内・海外への販売を開始しその後中国を中心として販売網を広げ、現在では日本に3社しかないハマグリ碁石の製造業者として世界中の囲碁愛好家の方々に日本の棋具を販売しています。
(ブラックライトによるナンバリング碁石)
囲碁ものがたり