漆作家「追立 睦」製作【モザイク螺鈿細工仕上げ】碁笥 超特大

碁笥は曲面の形状なので、大きな螺鈿加飾では浮いてしまうことがあるため、一片が大きくなりすぎないように小さく割った貝を一つずつパズルのように貼り付けて制作しました。
また貝同士の隙間を少しあけることで、リズム感が生まれのっぺりとした雰囲気にならないよう制作しました。
細かく砕いた貝を蒔いた部分は、粗めの貝を蒔いてから細かい貝を蒔きつめて制作しています。
漆を塗って貝を貼り、その上から更に貝の厚さ分が埋まるまで漆を塗り重ね研ぎ出すという工程を重ねることで、全体が綺麗なシルエットになるように、また光沢や滑らかな手触りになるように仕上げました。
器の内側と蓋の内側を朱漆で仕上げてあるので、外側の漆黒とのコントラストがより一層美しさを引き立てている碁笥です。
囲碁の時間をより一層楽しむために製作された、特別誂えの逸品です。
＊画像をご確認ください。
＊40号の碁石まで入ります。

漆作家「追立 睦（おいたて むつみ）」
1982年　京都府出身
美術高校時代に「漆」という素材の奥深さ、懐の深さ、面白さを知り、漆作家の道へ。
2010年より作家活動を始める。
蒔絵や螺鈿、漆絵を組み合わせた器やアクセサリーの制作、伝統工芸展や煎茶工芸展などに出品。
漆に触れてもらうきっかけとして、「金継ぎワークショップ」等の活動も行っている。

漆工芸は、「塗れないのは、水と空気だけ」と言われるほど裾野が広く、多くの手間の代わりに、作り手次第で多彩な表現が可能です。
生活に寄り添い、手に取ったときにふわりと笑みがこぼれるような感情を揺り動かす漆器を提案していきたいと考えています。

漆作家「追立 睦（おいたて むつみ）」略歴
1982年 京都府出身
2000年 京都市立銅駝美術工芸高校漆芸科 卒業
2002年 高岡短期大学産業造形学科 卒業
2004年 同専攻科 修了
2009年 京都市伝統産業技術者研修「漆工専科コース」修了

受賞歴
2009年 ギャラリーKyo グループ展｢漆かぶれ展｣
2012年 ｢うるおい漆展｣ 商工会議所会頭賞
2013年 ｢うるおい漆展｣奨励賞
2014年 ｢うるおい漆展｣京漆会賞
2014年 ｢日本煎茶工芸展｣入選
2015年 ｢芸文京展｣入選
2015年 ｢日本煎茶工芸展｣全日本煎茶道連盟賞
2016年 ｢うるおい漆展｣京都市長賞
2016年 ｢日本煎茶工芸展｣自由民主党総裁賞
2017年～現在 ｢日本煎茶工芸展｣出品
2018年「日本煎茶工芸展」日本煎茶工芸協会賞
2019年「うるおい漆展」京都市長賞
2022年 ｢日本伝統漆芸展｣入選
2023年 ｢日本伝統工芸近畿展｣入選
2023年 朝日堂｢煎茶工芸四人展｣
2024年 ｢日本伝統工芸近畿展｣入選
2024年 ｢日本煎茶工芸展｣京都府知事賞
2024年 朝日堂｢煎茶工芸五人展｣
2024年「日本伝統漆芸展」入選
2025年「日本伝統工芸近畿展」入選

• 漆作家「追立 睦（おいたて むつみ）」製作【モザイク柄 螺鈿細工仕上げ】碁笥
  ベースの碁笥：欅（けやき）碁笥 超特大
  製品番号：RDGK-OT-40-506-01
  ＊40号の碁石まで入ります。
  

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