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木工工芸家 川下幸徳(かわした ゆきのり)氏製作の「屋久杉碁笥 本因坊型 油瘤(あぶらこぶ)」です。38号の碁石まで入ります。こちらの碁笥は、推定樹齢約2000年の屋久杉材の「油瘤」材で製作されています。「瘤(こぶ)」は、樹木が傷ついたり、異常成長をした際に樹脂が蓄積されて表出する瘤のように盛り上がった部分で、その中でも「油瘤(あぶらこぶ)」は、樹脂や油分を多く含んだ部分の事です。特に、屋久杉の油瘤は、その美しさから珍重され、高級な木工品に使われている素材です。形状は、竹の節の部分を模した「本因坊型」です。通常、蓋と器の合わさる部分は均一な形状に仕上げられていて蓋を回転させることができますが、こちらの碁笥は、蓋と器が重なる部分のそれぞれが波打つようになだらかな曲線的に製作されているため、決まった位置で閉まります。このような形状の碁笥はほとんど市場に出回っていない、とても珍しい碁笥です。木工工芸家 川下氏の技術が光る逸品です。『本因坊型』について…一般的な碁笥の丸い形は「安井型」という形ですが、実は本因坊型の方が歴史が古く安井型が登場するまではこちらが主流だったようです。画像をご覧いただければわかりますが、本因坊型の形は竹のようにも見えます。「本因坊型」という形は、その昔、竹の節の部分を切って碁石を入れる器として使用していたことに由来するともいわれています。一般的な安井型も美しい形ですが、個性的・伝統的な本因坊型も根強い人気の碁笥です。屋久島産の「屋久杉」は、UNESCO(ユネスコ)世界自然遺産に登録されて以降伐採を禁じられているため、木材を新たに入手すること自体が非常に困難な極めて希少価値の高い銘木です。複雑且つ繊細な木目は、見ていて飽きのこない美しさと気品があり、世界中に熱心な「屋久杉コレクター」がいるほどです。屋久杉は、テーブルや調度品などの高級素材として広く知られていますが、素材の美しさ・希少性から、碁笥の素材としても重用されています。*現品限りです。*画像をご確認ください。
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