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木工工芸家 川下幸徳(かわした ゆきのり)氏製作の「屋久杉 八角碁笥 油瘤光明杢(あぶらこぶ こうみょうもく)」です。34号の碁石まで入ります。こちらの碁笥は、推定樹齢約2000年の屋久杉材の「油瘤」材で製作されています。「瘤(こぶ)」は、樹木が傷ついたり、異常成長をした際に樹脂が蓄積されて表出する瘤のように盛り上がった部分で、その中でも「油瘤(あぶらこぶ)」は、樹脂や油分を多く含んだ部分の事です。特に、屋久杉の油瘤は、その美しさから珍重され、高級な木工品に使われている素材です。また、この瘤材には「光明杢(こうみょう-もく)」と呼ばれる、ゆらゆらと屈曲を繰り返しながら木目に沿った「輝く杢」が入っている、特に希少で美しい碁笥です。油瘤の入り組んだ複雑な木目と「輝く光明杢」、屋久杉特有の赤茶の木色、そして、八角形の珍しい形が調和した美しい碁笥です。屋久島産の「屋久杉」は、UNESCO(ユネスコ)世界自然遺産に登録されて以降伐採を禁じられているため、木材を新たに入手すること自体が非常に困難な極めて希少価値の高い銘木です。複雑且つ繊細な木目は、見ていて飽きのこない美しさと気品があり、世界中に熱心な「屋久杉コレクター」がいるほどです。屋久杉は、テーブルや調度品などの高級素材として広く知られていますが、素材の美しさ・希少性から、碁笥の素材としても重用されています。*現品限りです。*画像をご確認ください。
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