黒木碁石店

盤師 吉田寅義製作 中国産本榧卓上碁盤 四方柾 2.0寸 1枚盤 No.79078F

¥298,000

税込み 送料計算済み チェックアウト時

盤師吉田寅義製作の中国産榧卓上碁盤 四方柾 2.0寸 1枚盤です。
盤師吉田寅義製作の証「一如 作」揮毫入りです。
目盛は国産本漆を使用した太刀盛りで素晴らしい仕上がりです。
吉田寅義特有の細く繊細な線が上品さと美しさを醸し出しています。

四方柾の卓上盤ですので、天面から底面、木口、木端すべてに柾目が通った盤です。
木口から側面にかけてシミがございます。
*画像をご確認ください。
創業1916年。盤作り一筋100余年、代々「盤師 吉田寅義」を襲名し、盤作りに全身全霊を注ぐ「三代目吉田寅義」製作盤です。
吉田寅義製作の盤にはその証として、「一如(いちじょ)」の揮毫(きごう)が入っています。
この「一如」という言葉は「物心一如(ぶっしんいちにょ)」を由来とし、「盤作りにおいては、盤と心が一体でなければならない。」という信念が込められています。
故に、「盤と心が一体となって作り上げた盤である証」として「一如」という揮毫が入っているのです。
長年に渡る修練と日々の努力の積み重ねによって作られた、盤師 吉田寅義製作の盤を是非ご覧ください。
「榧(かや)」という素材は、碁石の打ち味、ほどよい弾力性・美しい木目・色艶・芳香にいたるまで、碁盤・将棋盤材として最高の素材です。
榧は産地によって、主に九州南部・宮崎の山間部で伐採された『日向榧』、日向榧以外の日本産の『日本産本榧』、主に中国雲南省産の『中国産本榧』があり、一般に『日本産本榧』『中国産本榧』の順に良いとされています。
日本産榧と中国産榧の大きな違いは、成長した環境による木質の違いです。
日本産榧は比較的明るく黄色味が強い木色の傾向であることが多く、木の香りも異なります。好みにもよりますが、一般的には日本産榧の方が中国産榧よりも高く評価されている事や、素材の希少性によって、価値・価格も日本産榧の方が高い傾向にあります。
『中国産榧』は、日本産と比較すると赤味の強い木色や、木質、希少性等の面からやや低く評価される傾向にありますが、その分高品質な盤が比較的安価で販売されていることも多い素材です。

「盤の素材」については、「碁盤の選び方」で詳しく説明いたしております。是非ご覧ください。
『四方柾』(しほうまさ)という木取りは、 天面・底面・両木口(対局者が座る側の側面)・両側面に柾目*が通る理想的な木取です。
この木取りは、直径の大きな木材から木取りした場合だけに可能な木取りですので、『四方柾』=『直径が大きな木材を使用している』=『樹齢の長い木材から製作された盤』の証でもあります。
四方柾は盤の価値が最も高い木取りです。そのため、四方柾の榧盤は希少性が極めて高く、価格も高額な傾向にあります。

*柾目…木取り(切断面)の種類には、大きく分けて柾目(まさめ)と板目(いため)の2種類があります。
「切断面にまっすぐな木目が通っている。」これが柾目(まさめ)です。
したがって、碁盤の天面の木目が全てまっすぐ間隔を空けずに真っすぐ通っていれば「柾目(四方柾、天地柾、天柾、追柾等の総称)」です。
柾目の価値が高い理由は、板目と比較すると収縮差が小さく狂いが少ない事、一本の木からとれる数が限られており希少価値が高い事、そして、なんと言っても木目の美しさです。

一方、板目は山形や波、渦巻き、タケノコ模様など不規則な模様が現れます。これが板目(いため)です。
板目の場合は、柾目と比較すると収縮差がやや大きく、反りや狂いが生じやすい事がデメリットです。
このような板目ですが、不規則な模様の美しさを楽しめるというメリットもあります。
*木取りについては、「盤の選び方」で詳しく説明いたしております。是非ご覧ください。
「盤の選び方」はこちらから
  • 盤師 吉田寅義製作 中国産本榧 卓上碁盤 四方柾 2.0寸 1枚盤
    商品番号 No.79078F
    サイズ(縦×幅×厚み):457 mm × 425 mm × 61 mm
    重量:約6.72 kg
    証明書付き
  • 日本国内一律1,000円、合計20,000円以上お買い上げで送料無料。
    日本国外への送料は実費をご負担ください。
天然の木材を使用しておりますので、小さなハブシやフシ、入り皮、小さなキズやヘコミ、色シミ、辺の小さな欠けなどの瑕疵がある場合がございます。
可能な限りテキストや画像でご案内しておりますが、表示されてない場合もございます事をご了承ください。

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