黒木碁石店

硯刻家 五代 名倉 鳳山 作 『天成立硯(てんせいりっけん)』

¥200,000

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こちらの硯は、墨を磨る「道具」のイメージが強い硯を、国が認める「工芸品、美術品」にまで価値を高めた硯刻家 五代 名倉 鳳山 作の『天成立硯(てんせいりっけん)』です。
*『立硯』は、硯の形状ですが本来の置き方ではなく、立てて鑑賞することも目的の一つとして作られた美術品です。
愛知県鳳来寺山で採れる金鳳石(きんぽうせき)、煙巌石(えんがんせき)、鳳鳴石(ほうめいせき)の3種類の石を原料として作られた硯は「鳳来寺硯」と呼ばれ、その美しさ、実用性から硯の最高峰とされています。この硯はそのうちの一つ『鳳鳴石(ほうめいせき)』から作られた硯です。

●天成(立)硯の特徴
原石の形を生かして削り出された天然硯は“天成硯”と呼ばれ、その彫りの特徴は、墨堂(墨を磨るところ)から墨池(墨をためるところ)への緩やかな曲線と墨池底の丸みです。
天成硯は墨液を多く貯められる上、使用後も比較的手入れし易く、見た目にも雅味があります。

こちらの『天成立硯(てんせいりっけん)』は、高さ約7センチ、重量約3㎏という重厚感と存在感共に十分の逸品です。石の冷たさ、質感と共に鳳鳴石の特徴である表面の鉄分の赤味が何ととも言えず深い味わいを醸し出しています。
天然石を原料としているため、この世に二つとして同じものの存在しない硯です。

書の道具に特にこだわる方、この硯に”道具以上の価値”を感じられた方にお勧めしたい逸品です。

桐箱入り 「五代 鳳山」刻印入
*画像をご確認ください。

  • サイズ/約211 mm × 178 mm × 75 mm
    重量/約3,050g
    商品番号/JAC-NH-1912-TSRK-01

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