「老松(おいまつ)」は、松の古木の事です。
樹齢数百年の老松の中心部分は「肥松(こえまつ)」と呼ばれ、その美しさから木工品の素材として珍重されています。
松材は、ヤニを多く含んでいるため、製材、加工が一筋縄ではいかないというとても厄介な素材です。
製材時には、鋸の目にヤニが付着して引けなくなるため、油をかけてヤニを融かしながら製材することもあります。
一方で、ヤニを多く含んでいるため腐りにくいという面もあり、木色、木目の美しさから、人気の高い素材でもあります。
碁笥については、「碁笥の選び方」で詳しく説明いたしております。是非ご覧ください。
*「老松」は、大変珍しい素材のため、「碁笥の選び方」ページに説明はございません。ご了承ください。