八街碁盤店 盤師 三浦勝巳製作 日本産本榧脚付碁盤 木裏 5.3寸 ＊歯車盛り仕上げ No.70002

日本産本榧脚付碁盤 木裏 5.3寸です。
木裏盤で多少ハブシはありますが、美しい木色の盤です。
目盛りは、美しい光沢の仕上がりにこだわり国産本漆等を独自に配合した材料を使用した、歯車盛り仕上げ*です。
底面に、日本産榧の証「日本産榧」と八街碁盤店製作の証「八街碁盤」の落款入りです。

木裏盤ですので、天面に板目が出ています。
天面と側面に小さなハブシ、底面にキズ、ハブシがございます。
＊画像をご確認ください。
＊布カバー、桐蓋付きです。

＊「歯車盛り」とは、独自に開発した道具を用いて目盛りを引く技法です。

創業は、1971年。
千葉県山武（さんむ）市で盤作りを始めて50余年の碁盤店です。
初代は、建具屋で修業を積み、その後盤師の道へ。
現在は、二代目盤師 三浦勝巳が引き継ぎ、日々盤を製作しています。
創業から半世紀以上にわたり、ただひたすらに最高の品質を追求しながら、碁盤づくりに情熱を注いできました。
丸太の仕入れから、製材、乾燥、製品になるまで、すべてを一貫して手掛けること。
それは、使う方々の手に渡る碁盤が最高の品質であるために、素材と真摯に向き合い、技術を磨き続ける日々です。
長年培ってきた盤師の技と、そこに込めた想いを、ぜひ皆様の目で、手で、感じていただきたいと願っています。

「榧（かや）」という素材は、碁石の打ち味、ほどよい弾力性・美しい木目・色艶・芳香にいたるまで、碁盤・将棋盤材として最高の素材です。
榧は産地によって、主に九州南部・宮崎の山間部で伐採された『日向榧』、日向榧以外の日本産の『日本産本榧』、主に中国雲南省産の『中国産本榧』があり、一般に『日本産本榧』『中国産本榧』の順に良いとされています。
日本産榧と中国産榧の大きな違いは、成長した環境による木質の違いです。
日本産榧は比較的明るく黄色味が強い木色の傾向であることが多く、木の香りも異なります。
好みにもよりますが、一般的には日本産榧の方が中国産榧よりも高く評価されている事や、素材の希少性によって、価値・価格も日本産榧の方が高い傾向にあります。
しかし、原木の伐採が禁じられている現在では、樹齢を重ねた大きな径の榧原木はほとんど市場に出てきません。
そのため、榧材の確保は年々困難になり、日本産の『本榧盤』の希少性は年々高まってきています。

「木裏」という木取りは、天面に板目*が出る木取りの１つです。
木裏は、板目の中でも木材の中央（芯）側を天面に取った木取りです。
天面の両端に柾目、中央部分に楕円状のタケノコのような模様や不規則な模様の板目が出ます。板目の中では最も価値の高い木取りです。
*板目は天面に山形や波、渦巻き、タケノコ模様など不規則な模様が現れます。

• 八街碁盤店 盤師 三浦勝巳製作 日本産本榧脚付碁盤 木裏 5.3寸 ＊歯車盛り仕上げ
  製品番号：No.70002
  サイズ（縦 × 幅 × 厚み × 脚）：約462 mm × 433 mm × 161 mm × 125mm
  重量：約17.4 kg
  布カバー、桐蓋付き
  証明書付き
• 日本国内一律1,000円、合計20,000円以上お買い上げで送料無料。
  日本国外への送料は実費をご負担ください。

天然の木材を使用しておりますので、小さなハブシやフシ、入り皮、小さなキズやヘコミ、色シミ、辺の小さな欠けなどの瑕疵がある場合がございます。
可能な限りテキストや画像でご案内しておりますが、表示されてない場合もございます事をご了承ください。