黒木碁石店

源氏物語絵図 貝合せ 【野分】(のわき)

¥38,000

税込み 送料計算済み チェックアウト時

歌かるたの原型ともいわれる『源氏物語絵図』の貝合せです。
五十四帖からなる「源氏物語」の各巻から一対の絵を選び、日本産蛤に本金彩を用いて手描きで仕上げました。

2枚貝の貝殻は、他の貝殻とは1対にならない性質から夫婦円満のシンボルとされ、ご婚礼への贈り物やお祝い事の贈答品・節句のお供として最適です。

職人の手によって、日本産蛤に本金彩を用いて手描きで仕上げました。
現品限りの1点ものです。

ご婚礼への贈り物やお祝い事の贈答品・節句のお供として最適です。
『源氏物語』(げんじものがたり)は、平安時代中期に紫式部(むらさきしきぶ)によって書かれた長編物語です。
文献初出は1008年(寛弘五年)とされており、作者の紫式部にとって生涯で唯一の物語作品です。
物語の内容は、主人公の光源氏(ひかるげんじ)を通して、恋愛、栄光と没落、政治的欲望と権力闘争など、平安時代の貴族社会を描いた作品で、日本を代表する古典文学の一つです。

下級貴族出身の紫式部は、20代後半で藤原宣孝と結婚し一女をもうけましたが、結婚後3年ほどで夫と死別し、その現実を忘れるために物語を書き始めましたが、これが『源氏物語』の始まりとされています。
当時は紙がとても貴重だったため、紙の提供者がいればその都度書いて、仲間内で批評し合うなどして楽しんでいましたが、段々と評判が広がって藤原道長が娘の中宮彰子の家庭教師として紫式部を招きました。
これを機に宮中に上がった紫式部は、宮仕えをしながら藤原道長の支援の下で物語を書き続けて、54帖からなる『源氏物語』を完成させました。

なお、源氏物語は文献初出からおよそ150年後の平安時代末期に「源氏物語絵巻」として絵画化されました。
現存する絵巻物のうち、徳川美術館と五島美術館所蔵のものは国宝となっています。
また現在、『源氏物語』は日本のみならず20か国語を超える翻訳を通じて世界各国で読まれています。

「野分」(のわき)は、『源氏物語』五十四帖の第28帖、玉鬘十帖(たまかずらじゅうじょう)の第7帖です。
*玉鬘十帖(たまかずらじゅうじょう)とは、『源氏物語』における第22帖「玉鬘」から第31帖「真木柱」までの十帖の事です。
巻名は、光源氏36歳の秋の話からきています。

あらすじ/8月のある日、激しい野分(台風)が都を吹き荒れた。
六条院の庭の草花も倒れ、そこへ訪れた夕霧は混乱の中で偶然紫の上の姿を垣間見、その美貌に衝撃を受ける。
その後、祖母大宮の元へ見舞いに参上してからも、爛漫の桜のような紫の上の艶姿は夕霧の脳裏に焼きついて消えなかった。
野分の去った翌日、源氏は夕霧を連れて、宿下がり中の秋好中宮を始めとする女君たちの見舞いに回った。
玉鬘の元を訪れた時、こっそりと覗き見た夕霧は玉鬘の美しさに見とれると共に、親子とは思えない振舞いを見せる源氏に驚き不審に思う。
とりどりに花のように美しい女性たちを思って心乱れつつ、雲居の雁へ文を送る夕霧だった。

  • 源氏物語絵図 貝合せ 【野分】(のわき)
  • 京都 大石天狗堂 謹製
  • プラスチックケース入り
  • サイズ : ケース/縦107 ㎜ × 横107 ㎜ × 高さ68 ㎜
  • 重量:約540 g

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  • 天然の素材を使用し、手作りで製造しておりますので、多少の瑕疵がある場合がございます。
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