「Maeda Blue(前田ブルー)」は、次のような工程を経て生み出されます。
下地
木地にへら 刷毛(はけ)などを使い下地を2回塗る。
2日間、温度・湿度の管理された部屋でよく乾かした後、サンドペーパーや砥石で研磨し凸凹を取り平らにする。
中塗り
漆刷毛で漆を塗り、温度・湿度の管理された部屋でゆっくりと乾燥させる。
中研ぎ
耐水ペーパー、駿河炭で表面の凸凹を丁寧に研磨し平らにする。
上塗り(内側)

朱漆を塗り、温度・湿度の管理された部屋でゆっくりと乾燥させる。
中塗り(外側)

青の漆を2回塗り、温度・湿度の管理された部屋でゆっくりと乾燥させる。
中研ぎ
耐水ペーパー、駿河炭で表面の凸凹を丁寧に研磨し平らにする。
上塗り
透き漆を塗り、温度・湿度の管理された部屋でゆっくりと乾燥させる。
蠟色(ろいろ)
最後に漆に光沢を与える作業で、耐水ペーパー、駿河炭などで、ごみなどを取りのぞき平らに研ぐ。
その後国産の上ずり漆を薄く摺込み、温度・湿度の管理された部屋でゆっくりと乾燥させて、研磨粉を使って表面の漆を落とす。
この工程を3回繰り返してようやく完成。
「Maeda Blue(前田ブルー)」は、こうして誕生します。