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【島津 薩摩切子】「二色衣(にしき-え) / 脚付盃 ルリ金赤」 JAC-STK-409-03

¥64,500

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【島津 薩摩切子】「二色衣(にしき-え) / 脚付盃 ルリ金赤」です。

薩摩切子特有の伝統的な六角籠目文と中央の大きなひし形の組み合わせが、着物の柄を思わせる何とも煌びやかな盃です。
底面の放射状の文様【十六菊文】が、盃の内側、側面からも輝いて見えます。
複雑な紋様が、2色のグラデーションと光の具合で無限の表情を見せる逸品です。

飲み口の部分は飲みやすさを考慮して、透明ガラスのみで仕上げてあります。
*画像をご確認ください。

一番内側に透明ガラス、その外側に2色の異なる色のガラスを重ねて焼成し、外側を彫って仕上げる「二色衣(にしき-え)」の脚付盃です。
薩摩切子脚付盃 ルリ金赤 こちらの「二色衣(にしき-え) / 脚付盃 ルリ金赤」は、外側から「瑠璃色(濃い紫味を帯びた青色)、金赤、透明」のガラスでできています。
「ルリ金赤」は、薩摩切子が生まれた鹿児島の工房から望む雄大な景色をイメージする色です。
夕日に赤く映える桜島、徐々に夜へと暮れていく天空の紫色とのコンビネーションを表現しています。
外側のルリ色と内側の金赤が重なった部分は、紫色に見えます。
紫から赤へ、赤から透明へと続くぼかしがロマンティックなカラーリングです。
底面の放射状の文様【十六菊文】が、盃の内側、側面からも輝いて見える華やかな盃です。

飲み口の部分は飲みやすさを考慮して、透明ガラスのみで仕上げてあります。

*画像をご確認ください。
*作品は全て手作りのため、図柄、色合いは画像と多少異なる場合がございます。ご了承ください。

【島津 薩摩切子】「二色衣(にしき-え)」
「二色衣」は、薩摩切子が誕生した鹿児島の自然の色をテーマとしています。
「豊かな四季折々の色彩は1色では表せない」という思いから、透明ガラスに2色の異なる色のガラスを重ねて生み出された多彩なグラデーションが美しい作品です。
見る角度、光によって様々な表情を見せる「薩摩切子」は、職人の手作業によるガラスの紋様、彫る角度、深さによって生み出されています。

「二色衣(にしき-え)は、一番内側に透明ガラス、その外側に2色の異なる色のガラスを重ねて焼成し、外側に紋様を彫って仕上げていきます。
彫る角度、深さによって「どの色を出すか?」が変化し、美しいグラデーションが生み出されています。
薩摩切子脚付盃 ルリ金赤 こちらの「二色衣(にしき-え) / 脚付盃 ルリ金赤」は、外側から「瑠璃色、金赤、透明」のガラスで構成されています。
「ルリ赤金」は、夕日に赤く映える桜島、徐々に夜へと暮れていく天空の紫色とのコンビネーションを表現しています。


*画像をご確認ください。
*作品は全て手作りのため、図柄、色合いは画像と多少異なる場合がございます。ご了承ください。

【薩摩切子】は、江戸時代に薩摩地方で誕生しました。
島津家27代当主 島津斉興の代に始まり、28代当主の島津斉彬によって大きく発展を遂げました。
着色ガラスの研究がなされ、紅・藍・紫・緑等の発色に成功しました。
中でも、日本で初めて発色に成功した紅色は、「薩摩の紅ガラス」として当時全国各地で称賛されました。

藩主就任から僅か7年後の1858年、斉彬が急逝。
その後事業は縮小、さらには1863年の薩英戦争で工場は焼失して大打撃を受け、明治10年(1877年)の西南戦争前後に薩摩切子の製造は途絶えたとされています。

1982年、鹿児島の百貨店で開催された展覧会がきっかけとなり、薩摩切子復元の機運が高まっていきました。
そして1985年4月、薩摩ガラス工芸株式会社(現在は株式会社島津興業に統合)が設立され、薩摩切子の復元事業が始まりました。
一部の薩摩切子は作品を実測する機会に恵まれ、現物を拝見することができましたが、多くの作品は限られた写真を基に復元することを余儀なくされました。
様々な調査記録を参考にその特徴や使用工具の形状などを推察し、試作を繰り返しました。

復元事業が進むにつれ、新たに企画された薩摩切子の製造も進んでいきます。
往時の薩摩切子の美しさを踏襲しつつ、現代のライフスタイルに向けたデザインや、徐冷の技術が低かった時代には出来なかった大物の製作にも着手。
2001年には二色の複雑なグラデーション「二色衣(にしきえ)」を発表。
2015年にはモノトーンの世界観による島津薩摩切子の新機軸「思無邪(しむじゃ)」を発表しました。

こちらの【島津 薩摩切子】作品には、島津藩の「家紋」と「Shimadzu」の刻印が入っています。
薩摩切子脚付盃 Shimazu刻印 【島津 薩摩切子】は、「クリスタルガラス」です。
クリスタルガラスは、透明度と光の屈折率が高く、高品質で無色透明のガラスです。
輝きがまるで水晶のようであることから、その名前が付きました。
光に当てると美しい虹彩を放ち、キラキラと輝きます。
1800年代の薩摩切子は酸化鉛を45%含んだクリスタルガラスですが、復元にあたっては含有量25%未満、食品衛生法が定める溶出量の範囲内に改良致しました。

【島津 薩摩切子】は、鹿児島県指定の伝統工芸品です。

「薩摩切子」は、耐熱ガラスではございません。

「薩摩切子」のお取り扱いについて
  • 薩摩切子のクリスタルガラスは、急冷急熱に大変弱いため、熱湯を直接注がないでください。
    氷を大量にご使用になる事もご遠慮ください。
  • 食器洗浄機、食器乾燥機は使用しないでください。
  • 電子レンジでのご使用はお控えください。
  • 収納の際は、紙や布、発泡スチロール紙で養生し、お買い上げ時の木箱・紙箱に収納してください。

「薩摩切子」のお手入れについて
  • 洗う際には、ぬるま湯を使用し、スポンジか柔らかい布に食器用洗剤を少量含ませて、よく泡立ててから優しく洗ってください。
    カット面は、時々柔らかいブラシであまり強くこすらずに洗ってください。
  • 洗い終わったら、ぬるま湯で十分にすすぎ、乾ききらないうちに大き目の乾いた布で水気を拭き取ってください。
    *食器乾燥機は使用しないでください。
  • 十分に乾燥させたら、布でくるむようにして指や手が直接触れないように磨いて、収納してください。
【島津 薩摩切子】「二色衣(にしき-え) / 脚付盃 ルリ金赤」
作品No.:JAC-STK-409-03
カット番号:C-201
*木箱入り。
サイズ:直径約70 ㎜ × 高さ約58 ㎜
容量:約45 ml
重量:約155 g

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